2011/09/20
要注意!クール・ドランカーの紳士たちへ
例年といっていいほど9月20日前後、突然気温が下がる日が来ます。これは以前先輩テーラーから教えられました。この日が、秋冬商戦の大事な日だ、と。ふっと寒くなって初めて秋冬の支度を考える、、、、しかしそれは一般人の話ですね。
ここ数年のエドワードエクリュのクライアントは、残暑のころから秋冬の生地が出そろう直後には冬物のコートをオーダーされます。月末の最終日に振込に銀行に大行列する人々があまりクールじゃないように見えることと共通するようにギリギリで何か焦ってヤル、というのはあまり優雅ではありませんね。
20年以上風邪ひいたり、食アタリ(牡蠣2回)以外は体調壊したことない体調管理バッチリの僕でさえ、例年のこの時期は警戒モードです。一年中3ピース設定なので、一気に気温が下がるとグラグラっと不安定になりかけます。いわば、真夏の揺り戻し、自律神経の反動です。気を付けましょう。
最近、頼んでいた名刺が出来上がってきました。 “Engraving” という銅版印刷を試しました。ボストンの拠点のあるクレーン社が有名なのですが、メイドインジャパンでやりました。フォントを選び、ミリ単位で指示を出させていただき、お付き合いくださったデザイナーの方に感謝しております。銅版印刷は紙幣の印刷手法。銀のインクで印刷しました。
記載されている内容はシンプルに、名刺の佇まいが、自分が今後アウトプットしていくであろう成果物のクオリティを予感させるもの、語るものでありたいと思います。有名なブレッド・イーストンエリスの(かなり笑えるブラックな話)小説が原作の映画『アメリカン・サイコ』のワン・シーン。彼らもシンプルなレイアウトながら、この銅版印刷を使っています。ここの“名刺合戦”に出したとしても、メイドインジャパンのクオリティは1番でしょう。
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