2010/10/12

Days of Workaholic


一時的な仕事中毒期に入りました。ありがたいことに、非常に忙しくさせていただいております。早朝散歩もしばらく行けていません。起き抜けに歯を磨いてうがいをして即仕事という受験生のような生活リズムです。営業活動に時間を使わないので、次々完成させつつも、出番待ちの企画がひかえている感じです。

パフォーマンスのシフトを変え、最初は朝散歩に行けないので、さすがにイライラだったのですが、睡魔に襲われる午後に数字仕事をやるストレスを考えると、かなり合理的なリズムで一日全体の疲労度は少なくてすみます。起き抜け即(数字関係の)仕事、というのは一生の習慣にできそうです。

ヘビー・キャバリー・ツイル( Heavy Cavalry twill ) , ブリティッシュ・ウァーム(British warm ), モ-ルスキン( Moleskins) , メルトン(Melton ) , ウールドスキン( Wool Doeskin ) , ベッドフォード・コート( Bedford Cords ) , コーデュロイ( Corduroy )、、、

グッドでもベストでもスーパー・ブランドでも全然満足しない、おっそろしくシュプリームなレベルをリクエストしてくる紳士たちがここ一年で増えました。もはやみな相当にレベルが上昇してきてしまったので、こちらが激しく突き上げられてる観がありアワアワ言っている状態です。

日本では入手困難な、Riding ( 乗馬用 ) 、 Hunting ( 狩猟用 )、の生地で王室系のバッキンガム宮殿やロイヤルオペラの御用達となっている英国的な特別感ある生地で工芸品レベルをフルハンドメイドでつくられる方、紳士アイテムをひとつひとつステップを踏んで押さえていかれる方。

このあたりの生地は、もはや英国好きといえども、上空の酸素の少ない、空気の薄いところで繰り広げられる別世界なので、もともと服地用ながら、そのクオリティゆえにクイーン・エリザベスの乗る馬車の内張りや宮殿のサロン・ラウンジ内装に使用されているのではと言われています。

商品開発・研究兼ねて、エドワードエクリュのパートナーたちと来年一月渡英しますが、その際のマナーハウスのラウンジルームで着用するCigar Jacket ( シガー・ジャケット ) などのシュプリームなアイテムをこの素材で自分たち用にも作っています。


実際、これらのアイテムを作ったら世界に出て行動してその土地の文化を愉しまないと、もったいなくてバチがあたりますね。最高のビスポークを手に入れたら、家に帰ってその服を分解しはじめるといった洋服マニアの方向に進むのではなく、航空券のチケットを買いに行くような感性の人間でありたいと思っています。



一番上の2婦人の写真、エドワードエクリュ的イメージでは、レディスはどちらかというと女性的ふわふわ感ある左のスタイルよりも、右のちょっと男前入った凛々しいスタイルです。帽子はトグロ巻いてますし、右手はやっぱり鞭持ってますからね(笑) 



ところで、11月9日、ゲストスピーカーとしてチェルシースタイルさんのアート講座で話します。僕はどうしても生き方としてプライベートの世界を生きるスタンスなので、講演用独特の話し方はできません。仲間と普通に会話するスタイルです。ヴィジュアルやテキスト、生地バンチや書籍3冊、そしてこの冬のエドワードエクリュの新アイテムも持参し、参加者間で手渡し回覧していただく予定です。

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