2013/03/24

Tweed land @ Countryside of Germany



フランクフルトからアウトバーンを利用して、ドイツを南下します。車窓の風景はヨーロッパの田園風景。この色調がお好きな方は、ほぼツイード好きではないかと思います。ユーロスターでロンドン・セントパンクラス駅からパリ北駅への車窓もこのような風景を愉しむことができます。


厩舎のオーナー氏は、独特の風格を持っています。生き物を育てる、というきわめてオーガニックな一面と、競技のために血統を作る、そして調教するという、これまたきわめて西洋文明的な一面があります。馬を人間に従わせたり毛皮を利用したり食したり、という範囲は、歴史的に見ても自然の利用として有機的・平和的で、許容範囲内だと思います。自然を危機に追い込む(大きすぎる)要因は、もはや万人が知るところとなりましたが他にいくらでもありますから。


たびたび誘われる(挑発される、とも言う)のですが、今回の人生では、ぼくは乗馬はやりません。やったとしてもアマチュアの中途半端なことになるのが最初からわかっているので。本物のアスリートであるバロン氏に託します。輪廻した次の人生でトライします。

『 今回はドイツに一緒に来てください 』、とバロン氏からオファーがあった時は、『 ドイツ語も忘れましたよ、大学でも単位何度も落としたし、、、通訳はできませんよ 』といったのですが、いや是非!とのことでした。『人が気づかないところ見えてるでしょ?いい馬かどうかわかるはずですから 』そう言われて、よ~し、と思ってやってきた次第です。


ジャンプ競技用の馬たちです。大柄の馬たちが、高々とジャンプします。その(文字通り)馬力に感動します。あちら側のスタッフと、こちら側とでも、ちょっとした駆け引きの要素もあり、あまりへなちょこな乗馬っぷりだと、舐められてしまい、スペシャルな馬も出してこないので、多少あちらがバーを気まぐれに上げてきたとしても、悠然と飛んで見せねばなりません。




ハリスツイードのウエストコートとダブルカフスのシャツ。最近、エドワードではようやく納得できる本物とよべる佇まいのエナメルのカフリンクスを見つけました。ロンドンから仕入れており全身一式製作の大切な1パーツとして今や重要な位置を占めています。


さすがに今回はジョンロブのスウェードで乗馬、とはいかなかったので、ブーツ持参でした。2年前にロンドン・セントジェームズのスウェイン&アドニーで購入したオーバーナイト・バッグも今回の旅にはよく似合っていました。去年、たしかプラダのバッグなどは、このスェインのデザインに良く似たものが出ていました。ここ数年、モード業界もクラシック回帰なのでしょう。しかしながら、テーラー業界は、モードの文脈の中で、ビスポーク文化を語られることに対して警戒したほうが良いような気もします。


とてもおいしいメインディッシュでした。霜降り系ではない肉なので、翌日胃もたれしませんでした。それほど空腹でなかったせいか、夜ということもあって少々残しました。


さて、シティ・ホテルとは一転し、山小屋風ホテルです。ドイツらしく非常に清潔で、快適でした。ドイツ滞在時は初日2時~4時くらいに起きていました。日々の記録やレシートを一日づつを1ページづつファイルに入れ、帰国して記憶を頼りに整理しなくて済むようにしました。

 
初日に買った、葡萄やピスタチオをジップロックとタッパーに入れて、部屋の冷蔵庫に入れオヤツがわりにしました。ヨーロッパ全般果物も野菜も美味いです。そうですよ、悪名高きロンドンでさえ、果物の旨さは格別ですよ。早朝のノッティング・ヒルの朝市の果物、十分美味いでしょ。
 
ロンドンは飯がまずい、とたびたび言いますが、地元の食通に美味い店訊けばいい話です。そんなもの、スマイソンの手帳にだって、マシなレストランガイドついてますよ、、、おっとっと仮想相手に向かって怒り出しつつありました失礼失礼。。。
 
 

今回は、本気で防寒対策をしました。ほぼウェア全般は、パタゴニアの最新・最強の防寒シリーズでいきました。渡独前々日くらいだったので、一気に買い物しました。エヴェレストで着たまま昼寝?あっ、そりゃ無理か。まあ、寒さに関しての問題は1ミリもありませんでした。

パタゴニア創業者の著書、数年前に読みました。僭越ながら、ちょっと影響されています。一応、エドワードの社訓の1番目、『 バカになって学びつづけ、精進しつづけよ 』。なぜか、このような形となって自分なりにアウトプットしています。社訓ともあろうものが、“ バカ ” からスタートするところが気に入っています。


2013/03/23

ドイツの都市部からカントリーへ



帰国から2週間。時が経つのは早いです。記憶が遠ざからないうちにちょっとづつ記録します。ヨーロッパのカントリー風景は、空気の透明感がちがいます。クリーンな空気、落ち着いた街並みと人々。30年ぶりの渡独ながら、あらためてドイツらしさを感じました。


2日目はフランクフルトを出て、ドイツ南部の田舎へ向かいます。目的の厩舎(きゅうしゃ:馬小屋)をまわり、そのまま馬に試し乗りするため、スタインバイOKのスタイルで、チェックアウトから乗馬服姿のバロン氏でした。乗馬服の姿からスーツ姿が生まれたように、それほど違和感ないですね。ホテルの車寄せに馬車が停まっていればなおさらでしょうが。。



到着の朝は、近所を散歩して欧州中央銀行、ドイツ中央銀行、ストューデル美術館、ロスチャイルド記念館などを廻り、通りがかりのレストランでウィーナー・シュニッツェル(単純なとんかつ風)とポテトをつまみにドイツビールや発泡リンゴ酒をゴクゴク流し込みました。

野菜不足に備え、デパートの地下でいくつか購入。果物は用意していたタッパーに入れ、保存用に準備。ホテルの印象は、ロンドンやパリとは違い、クラシックホテルとはいえ、比較的内装もあたらしく清潔で、古臭くて使い物にならなくなったものはそれほどこだわらずに、実用的価値観で捨てているのでは?という印象がありました。


葡萄とトマト、レタスを野菜・果物美味しさ比較のベンチマークにしていました。全部、野菜のパワーがしっかり存在して、効く感じが強くて、軽い風邪ならすぐ治りそうな力がありました。


乗って感じて、触れ合いつつ感じて、持ち主の情報、血筋、大会での成績などあらゆる面から冷静に馬を見ていく関係者。


バロン氏が試し乗りしながら、馬のあらゆる動きを見て、ポテンシャルと同時に気性なども観察します。現地で合流した乗馬クラブの学校長氏、ご子息、さりげなく真剣に、あらゆる切り口から馬の調子を見ている様子でした。


休息室には世界各国の大会で獲得したトロフィーが。。この日から田舎くらしの日々がスタートしました。

2013/03/07

@ FRA フランクフルト国際空港 帰国日。



昨日から旅もいよいよ後半ということで、南ドイツのヴュルツブルグでした。ロマンティック街道の始点として知られている静かで落ち着いた古都。この雰囲気はスコットランドのエジンバラに良く似ています。1昨日は、マリエンベルグ要塞を散策し、すばらしいお天気の下で、穏やかないい時間を過ごせました。

ヴュルツブルグのレープシュトック・ホテルにて今朝4時起きでゆっくり身支度をして、ブログを一旦アップしたのですが、いつもながら余白が気に入らず、えんえん15分使って、タグを打ち込んで調整していた挙句、手違いで全部消えてしまいました(笑)今、フランクフルト空港のラウンジにて書いております。ラウンジ内にスパもあるようで、もうちょっと早めに来ていたら利用していたところです。

さて、今回の旅のミッションもほぼ完遂の最終工程に進みました。ど真ん中の一頭でした。stallion(去勢していない馬、つまり牡馬)でありながら、沸々と熱いマグマのようなエネルギーを内側奥深くに感じさせるジェントルマン。動きを始めた途端、なんともいえない堂々とした王者のプレゼンスを漂わせます。

世界の馬喰(ばくろう)、馬の取引の独特の世界は、特殊な文化とネットワークがあり、プライベートな部分も大きいので、後日、じっくりとすばらしく・貴重な体験を可能な範囲で、記録に残そうと思います。今回、あらためて、海外ローミングも効かない、英語もなかなか通じないようなドイツの田舎を体験しました。英語が通じないくらいの田舎のほうが、より贅沢なエリアだ、ということもほぼ確信しました。

地元のワインやビールを地元のバーやパブで推し、みんなで大切にしてゆっくり育てる。歴史や文化をゆっくり味わう、最高にきれいな空気、野菜や肉においても、地産地消も大切にして愉しむ。子供のころの海外は食事のホームシックに陥ったこともありましたが、大人になって素材のおいしさにフォーカスするようになって、その普遍的な素材のすばらしさ、(野菜がまっとうに野菜らしい、、とか)感謝の念を覚え、愉しむことができました。

さて、あと一時間後には搭乗です。そして8日の早朝には羽田に到着、そしてそのまま神楽坂に寄って、“山せみ”にて、かけ蕎麦を食べる予定です。1週間、お時間いただき、関係各位に不自由おかけいたしました。鋭気を養うことができましたので、帰国早々、シームレスに飛ばします。それでは後程!!下写真が、順調にいくとEDWARDÉCRUS®号となる予定です。 




2013/03/02

Alte Meister 古典、いまだ現役なり。。。



お互い散歩好きで、Städel Museum シュテーデル美術館へバロン氏と行ってきました。もやは説明不要の古典がざっくりと、無造作に展示されており、それを至近距離から鑑賞することができて、これにはちょっとしたカルチャーショックでした。溢れんばかりの名作の嵐、それを日常の目線で愉しむ人々。


中世ドイツ、フランドル派、フェルメール、ルーベンス、レンブラント、モネ、ドガ、、、、怒涛のような色彩の豪華洪水。ちなみに、研究熱心な鑑賞者のための配慮で写真は許可されております。画学生たちがカメラ持参で撮影しております。。。


銀行家であったシュテーデル氏によって設立されたマイン河沿いの美術館です。このような施設、社会資本が日常に存在する、、、なんという贅沢。古典がイキイキと現役で迫ってきます。すばらしいですね。


日本とは違って、フェルメールの前に行列ができているわけでもなく、ひとっこひとりもいませんでしたので、じっくり佇んで鑑賞できました。ラピスラズリの青、フェルメール・ブルーですね。


たびたび立ち止まり眺め、本気で満足いくまで鑑賞していると、どれくらい時間がかかってしまうかわからない状況。もう一度、行きたいと思いました。ドイツの学生が授業で来ているようで、これもまたうらやましい限り。ロンドンのV&A博物館でも同じように感じたことを思い出しました。



無造作に、一気に展示されているものも、御馳走いっぱいで、お腹一杯。。 



バロン氏と二人してホテルの帰り道、タクシーでデパートのカウフホーフの地下食料品売り場へ行き、野菜・フルーツ一式のおいしそうなものを買って、サラダにして食べようということに。日本食的ホームシック対策として、僕はインスタント味噌汁と、和風ドレッシングを持参しています。

これに合わせて夕食にする予定です。ヨーロッパの普通の野菜のおいしさは格別です。最近興味ある、ローフード(Raw food)の愉しみも、素材がイカしていることが大事ですね。ここでも色の御馳走でした。


2013/03/01

Grand Tour @ Germany 2013




3月1日(金)、深夜1時10分羽田発 ⇒ 同日早朝5時25分フランクフルト着。今回は、深夜発に備えて出発前にバロン氏とともに、Hさんのプロフェッショナル “ 爆発的に眠くなるヘッド・マッサージ ” を受けました。神楽坂のアグネスホテルにてシャワーをしっかり浴び、ラウンジにてビールを飲み万全状態で機内に入るやいなや鮮やかな熟睡。きっちり6時間は睡眠確保できました。これほどフライトが快適だったことはありません。

 
空港からタクシーで30分。シュタイゲンベルガー・フランクフルターホーフ・ホテル、という人をどやしつけとるんかい?というような猛々しい名前(タクシー内で何度もドイツ人っぽく発音することにトライし、運転手に笑われる、、、)の良いロケーションのホテルを選びました。ここはフェルメールの美術館にも、ロスチャイルドの記念館にも近く、もちろんゲーテ生家にも、徒歩1キロ圏内で充分愉しめる場所です。
 

上手に機内の時間を過ごしたので、元気がありあまってブログ書き、ということです(笑)仕事は完全ブロックですからイイですね~。機内では007の最新作もあったのですが、あのピタピタ・バージョンのスーツを見るのが若干億劫で、昔から好きな俳優であるダニエル・デイ・ルイスの『 リンカーン 』を鑑賞。

亡くなられた、ステファノ・ベーメル氏に靴職人として師事していたという(魅力的なものに正直に対峙する)生き様・さもありなん、と思わせるゴリッと彫り込んだキャラクターづくり、そして声。

最近の新人政治家に共通した特徴でもあるようですが、笑顔がイイとか、積極的だ、とかそのような雰囲気的に好感度の高い、ポジティブ系若者ばかりではなく、リンカーンのような、とはいかないまでも、理想と現実、志とリアルな戦略の葛藤の中で、深く苦悩しつつも粘り強く役割を果たすような胆力を持つ人物が登場してきて欲しい(くるに違いない)、と感じた次第です。

 
まあまあ、小難しいことは置いといて、 、、ホテル内には可愛らしい、グラフィックの簡易シューシャイングッズ、預け入れ袋グッズがありました。なごみます。ホテルのケアグッズは世界各国個性があって、ついついそこに書いてある単語を覚えてみたりして楽しんでいます。
 
そろそろ白ばんできた空の下、僕の部屋から見える正面には、バウハウス風建築のビルがありました。すぐ目の前はユーロの総本山、欧州中央銀行、さらに先には日本でいうと日銀にあたるドイツ中央銀行があります。ちょっと休んでひと歩きしてみます。