2008/04/02
EDWARD Suit 4 Tuxedo with Swallow-Tail coat tone
先日、タキシード(Tuxedo)をアクセサリー一式含めて自分用に揃えました。まずは、すべてがベイシックで必要十分なクオリティであること。そして第一印象がキチンとして、ゆったりと落ち着きを感じる組み合わせ。クラシックを基調としたもの、という方針です。そしてもちろん『良いものを安く』です。
基本は夜のフォーマル(正礼装)であるタキシードのスタイルです。これに同じく夜のフォーマルであるスワローテイル・コート(Swallow-Tail coat:燕尾服)の着こなしの要素をフィックスさせました。確信犯的なルール破りですが、堂々としていましょう。文句のある奴はいつでも物申しやがれ、という気位でいましょう。
(カッコ)内は一般的なものです。
1.ボウタイの色と素材 (タキシードは黒) ⇒ (スワローテイルは白コットン・ピケ素材)
2.スタッズボタンとカフリンクスの色と素材(タキシードは黒蝶貝、黒オニキス) ⇒ (スワローテイルは白蝶貝)
3.カマバンドの色と素材(タキシードは黒のカマバンド) ⇒ (スワローテイルは白のコットンピケ素材のウエスト・コート)
理由:
タキシードの伝統的ルールを完璧になぞると、なにしろブラック・タイ着用の機会が少ない日本という環境では、スタッフに間違えられる可能性が大きい、スタッフを間違えられて、ホテル内で道を尋ねられたりする。
見た目の印象では、シャツのスタンドカラーが白・蝶タイが黒、シャツのボディが白・スタッズボタンが黒、シャツのカフ部分が白・カフリンクスが黒、シャツのボディ部分が白・カマバンドが黒、、、というコントラストが繰り返し続くのがタキシードの普通の着こなしだ。
不遜を承知で言うと、このコントラストは退屈でクドく感じられる。その理由は、小柄で、体の表面積が小さい人間(日本人)の場合、アクセント密度が高すぎてクドく見えるのだ。
それならいっそのこと全部黒という(挑戦的な)着こなしも面白いだろうし、エレガントに感じる。シャツが黒、蝶タイが黒、シャツのボディ(本体)が黒、スタッズボタンが黒、シャツのカフ部分が黒、カフリンクスが黒、シャツのボディ部分が黒、カマバンドが黒、、、というスタイル。
黒は黒でも、それぞれ、シルク、麻、コットンピケ、黒蝶貝、オニキス、、素材を変えていける。しかしこれはパーティ向きで、新郎向きではないかもしれない。
たとえば、婚礼業界などは、一世一代のイベントという浮かれた気分、舞い上がったところに、少ない選択肢の中からクオリティに疑問を持ったまま、高額な商品やサービスを売る、というウェディング業者もいます。
プロである僕自身が実際に各アイテムを早い段階からコツコツ用意していました。厳選して、仕立て、着用して、確認して出した結論です。次回は各アイテムの購入金額をメモ代わりに書きます。
画像は、ある映画のワン・シーン、せりふ、ちょっと言いすぎだけど。
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