2008/10/23
ウォーク・オーバー
昨日、靴磨きに寄りました。この靴は値段は高くないのですが、僕が近江商人スタイルで行動する際のよき相棒です。年季が入って最近車輪が逝ってしまって動かなくなったグローブ・トロッターと同様、長年つきあっています。すでに2度底を貼りかえています。
神田小川町のダイキ靴店のKさんから6、7年前にセールで2万円だったものを、おおっ、と喜びつつ一気に5、6足まとめ買いして、顧客に4足くらい実費で譲りました。
好きな人は同じようなお店に匂いを嗅ぎつけてきて、買ってます。これは、修理の際にダイキの北城さんから磨いてもらった画像です。指で直接シュークリームを擦り込んでおられました。
その際、置かれていたとなりのコンビの靴は(この画像自体2002年のものです)、どうやら最近よくお話させていただく同業で30’s的たたずまいのD氏のものだったようですね。(いつもこの、小難しい・小生意気なブログを読んでくださりありがとうございます)。
昨日、英国王室御用達生地でもあり、よくお客様におススメしている、『ハリソンズ』の社長氏と急きょお会いすることとなり、その前にと、都内某所にて夕方急遽、靴磨き(&修理:そうとう傷んでいます)に寄りました。
ウォーク・オーバーは、1758年にマサチューセッツ州創業のアメリカの靴ブランド。創立者のジョージ・E・キースが新聞の見出し、アメリカズ・カップ・ヨットレースにUSチームが“圧倒的な勝利を収める(Wins in a walk over)”からブランド名にしたといわれています。
ハリウッドのスターであったダグラス・フェアバンクスやメアリー・ピックフォード、そしてボクサーのジャック・デンプシーらが愛用していたアメリカ靴です。
これら愛用者に共通するキャラクターでわかるように、ウォーク・オーバーには、そもそもの言葉の意味自体、やっつけちゃう、というような、どちらかというと紳士的というよりも、ちょっとヤンチャな腕力(白)系?ニュアンスがあります。
磨きのおじさんは、靴先から踵まで首が曲がるのじゃなかろうかと心配なくらいまわりこんで(僕が足を動かそうとするとそのまま足を固定されました)、きれいに直してくれたんですが律儀に磨き賃500円、といわれたので意気に感じてお礼言って1000円払いました。
現代版長靴下のピッピのような、↓この少女もかなりウォークオーバーしてますね、ここまで圧倒的だと確かに、抜けるような(実際抜きまくるわけですが) 『わたしは、自由だ~』 というメッセージを感じます。こんなBGMつけたくなる気持ちわかりますね(笑)まわりのおじさんたちも大喜びしてる感ありで。
女の子がフラッグフットボール
もし娘の試合観戦がこんな感じだったら、父親としては(ビール飲みながらとか、、、)最高のひと時でしょうね。
なるほど足の速さも、圧倒的だったわけですね。
(Tle La'sの名曲“There She Goes~” に乗せて。確かにこのBGMだな~)
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