2009/02/18
Gentleman's Voyage vol.3 “Shopping in a rush”
為替マジックとセール期間というメリットも生かしながら、急ぎ足でショッピングしました。妻をつれているということもあって、家族サービスという部分もあります。といいながらも、めくるめくメンズアイテムの嵐にセント・ジェームズ、ジャーミン・ストリート界隈では、まったくの祭テンション入る場面もたびたびありました。心をワクワクさせるものがたくさんこの世にある、ということはしあわせなことですね。以下、記憶にある範囲で行脚の内容です。
FUSSY NATION (Notting Hill)ファッション、雑貨、本、マナー本や、紳士文化本もあり、楽しい店でした。女性スタッフもパンクテイストや、今のエッジーなスタイルで刺激的でした。ベルト購入。
THE HIGHLAND STORE (Portobello) マフラーやセーターなど。カントリー系のショップ
。帽子、ブルゾン、マフラーなど購入。
DOLLY DIAMOND(Portobello)
ここは、ちょっとハマった。ボウタイ2つ、ポケットチーフ2つ、グローブ、スカーフ、、、など購入。シルクガウンはサイズがもう少し小さければ買っていた。ヴィンテージ・ショップ。スタッフのピーター氏はアレキサンダー・テクニークを習得した人で、オペラ歌手志望のスウェーデン人。どうりで姿勢が良いと思った。僕も大学時代アレクサンダーを独学したので、話が合った。おしゃれ感度高いヴィンテージ・ショップだった。↓このへんは、ドリー・ダイヤモンドです。
KATRINA PHILLIPS (Portobello)
素敵なオーナーがおられるお店でした。しばらくセンスの良い家具を見ていて、ここのオーナーの人はベージュが好きなのかな?と訊いたら、“いや、そんなことはないわ”と話し始めたものの、今までのクールな接客から一転して、目をきらきらさせながら、自分が感じる素敵なアイテムの話をはじめられた。ぼくが以前取り扱いをはじめる予定でいいところまでいっていたBIBAというブランドの話や、テーラーの話、自分のお母様の話、などなど、楽しかった。お礼に和柄のポケットチーフをあげると、おおよろこびで、プレゼント交換の連続が始まった。異国の地にて、とてもハッピーな瞬間でした。
Still(Portobello)
ここも、おしゃれ感度高いヴィンテージ・ショップだった。ぐぐっとくるもの多数。スタッフのスウェードのタッセル靴がえらくかっこよかったので、聴いたら、クロケットで買ったとのこと。ここのスタッフから、彼曰く、エルメスよりも優雅な僕のお気に入りショップを教えてあげよう、といって乗馬用のビスポーク靴を作っている店、『SCHNIEDER(シュニーダー)』を教えてもらった。
しかし後日ここにたどり着くまでが結構大変だった。バーリントン・アーケイド近くで、ポール・スミス、フェラガモ、オメガ、ラルフローレン、その他有名ブランドショップ、おしゃれな通行人、、、6、7人に訊いただろうか、、たどり着けない。しかし1軒、ジャーミン・ストリートにある、HENRY MAXWELLの靴を扱っている FOSTER&SONというお店におられたダンディな紳士スタッフだけは違った。
しばらく考えて、早口ながらそこまでの道を教えてくれた。自分のショップでも乗馬ブーツを扱っているのに教えてくださるその度量に乾杯!今後、既製靴に関してはこの店で買おうと決めました。E.M.さんという日本人職人の方が定期的に来日してホテルのスィートでビスポークしているとのこと。
セヴィルロウ界隈に戻り、なんとなく遠い部屋から遠い声がして、アンダーソン&シェパード界隈に入りこみ、角を曲がったあたりでかすかにブーツの看板がみえたような気がした(しかしそれはちがう看板だった)。しかし、そこに立ち止まったおかげで、妻が別の目線でSCHNIEDERの看板を見つけ目的地に到達。呼び鈴を押して入って、シュニーダー氏本人から接客していただく。本格的乗馬用グッズの素晴らしい店でした。
JOHN SMEDLEY (Brook St.) Mr.ディディという中目黒に住んでたハンサムがいます。妻がアンサンブル、僕は、ここに来たら、テンションが“祭”入りそうで心配だったのですが、ひたすら冷静に、顧客向けお土産用に、ドーメルの“アイス”で着こなしの難易度が高いハイトーンのストライプご購入したお客様のために、インナーとして似合う赤いニット購入。それとと靴下購入。自分用には何も買いませんでした!信じられんですね、我慢強いでした。そしてウォッチ状態。
JAMES SMITH & SON (New Oxford St.) フォックスの傘、その他ステッキなどそろっています。フォックスのエルノ材の傘1本購入。画像撮り忘れ。
LILLYWHITEES (ピカデリーサーカス)スポーツ用品百貨店。品揃え多すぎて、絞るのが大変です。全身ロンズデール購入。妻もお土産用に買っていましたね。
PRIMARK (Oxford St.) 室内スリッパやアンダーウェアを買いました。激安店。
SELFRIDGES & Co. 老舗百貨店。ゆったりしてて、スマイソン、ファイロファックス、マルベリー、、、英国老舗ブランドもしっかり充実してて、ゆったりした雰囲気がとっても気持ちイイでした。特に、デリのお惣菜コーナーの豊かさは日本人である僕にとっては、圧倒的に“祭”と見えました。オリーヴ祭、チーズ祭。しかし彼らからすると、ごく当たりまえなんでしょうね。うらやましい。おみやげなど購入。
LADUREE(Burlington Arcade) 銀座三越のラデュレは何分待ちですかね。あえて、イギリスでも食べるマカロン。ローズのマカロンを買って外のテラスで食べました。香りを食べる感じで、このローズが大好きです。
PETER JONES(Sloan Square) スローン・レンジャーの影を探しに行きました。途中、エマ・ホープで妻がブーツを買うことになりましたが、今はスローンレンジャーらしき男たちはいませんでした。ソラーロ色で赤紫のクッションを2つ購入。
EMMA HOPE(Sloan Square) レディス・靴。セールしてかなり安くなっていました。妻のサイズのものは、少なかったですが、濃いパープルの、スウェードで全体のシルエットが華奢&構築的なものがあったのでススメました。
SWAINE ADENEY BRIGG (St.James St.) 店構えからグッときますね。同行したK氏がここのカバンを愛用しているようですね。紳士用品、全般。鞄、ダレスバック、スーツケースなど正面からがっぷり四つグッと来るものばかりで困ります。しかし全体的に値ごろ感は納得する価格で、日本で買うとどれかけ高かったのかと、ちょっと気が遠くなっていました。ハンチング購入。
THE HIGHLANDS(Piccadilly) ここでバブアのブルゾンを購入。オイルドの茶の光沢に魅かれて、Sサイズで小さめを買いました。春に着ます。
FORTNUM AND MASON(Piccadilly) 正直、僕はフォートナムか~とちょっとばかにしていたんですが、違いました、スイマセン!背後がジャーミンストリートという場所がらもあるだろうし、奥深い・幅広いメンズ・アイテムの数々。丸善や伊東屋や和光に近い雰囲気。サンモトヤマやダンヒル、、、。奥のほうにある、木製のごっつい階段のギシギシ軋む音が激萌えだったので、そこをなんども上がったり下がったりして気がつくとちょっと疲れていた。ここで、ノルウェーから来たテーラーと出会う。後日レポート。購入物多数。しかし手荷物で150グラムだったジャムが一個税関で没収され、凹んだが厄払いと考える。
HMV(トロカデロ?)
好きなアイリッシュ・ギャングの映画(『ミラーズ・クロッシング・スペシャルエディション:MILLER'S CROSSING』:コーエン兄弟)が激安だったので購入。マンマミーヤ:アバのミュージカル。購入。
GLOBAL LUGGAGE(リージェントストリート)
赤いサムソナイト、4輪で機内持ち込みサイズのキャリー購入。4輪だと、押して歩けるのが疲れなくていい。グローブトロッターは1つは必須だが、ずっと引き続けるとちょっと間節が疲れてきます。エグきれいな赤が、バットマンの登場人物のうちの1人になったようで、持っていると楽しい。
Dr.HARRIS& CO.(St.James st.)
ここは、スメドレーのディディエ氏が“君はぜったいここハマルよ”おしえてくれた。確かに、スパイシーだけど少し甘い石鹸の香り、シェイビング・グッズ、スキンケアグッズ、、、、ちょっとクラシックなメンズ・アイテムが好きな人にはこたえられない。石鹸購入。今後、失われた時へのトリガーになってくれるのは、ここの石鹸の香りという気がする。
Harrods(V&Aそば)
これもベタやな~と思って、あんまり気が進まなかったが、行ってみたら、来て良かったと思った。悠然たる店内のスペース、とのかくスケールの大きさ。さらにセキュリティのお兄さん方のど迫力(ちょっと幻想的、ちょっと倒錯的なポリースマンを想起させるような、、、)佇まいに感動。三越で見る、テディベア&時々おばちゃんたちが、肩からさげているエコバックの、あのハロッズのイメージは消し飛び、妖しい深みすらあった。
あとは、
チャーチ、クロケット&ジョンズ、ジョン・ロブ、エドワード・グリーン、フォスター&サン、ダヴィドフ、ターンブル・アンド・アッサー、、、、、、キリがありませんが、たまらないアイテムが満足させる値ごろ感でありました。これは、今だからこそ、という為替マジックのせいでもあります。
僕は、DCブランド世代ですから、タケオキクチ、ビギ、コムデギャルソン、ワイズ、アルバタックス、グラスメンズ、チューブ、イン・アンド・ヤン、プラクティス・オブ・サイエンス、トキオクマガイ、、、、ショッピング袋が捨てられない世代です(笑)しかし、ロゴのフォントや色づかい、デザインなど勉強になります。しかしながら、今回買い物したなかでも、特に気に入った自分用のものはこの看板でした。ちょっとした哲学、いいですね。世界中の知恵や御機嫌になる哲学をコレクションしたいもんですね。
ぼくなりの訳ですが、以下。
アイリッシュ・フィロソィー
あんたが、元気だろうと病気だろうと、
せいぜい心配することはたった2つしかないよね。
もしあんたが、元気だったら、
まあ、なんも心配することないよね。
もしあんたが、病気だったら、心配することは2つだよね。
あんたが、なおるか、死んでしまうか2つだけど
あんたが、なおるんなら、なんも心配することないよね。
まあ、もし死ぬとしても、心配することは2つだよね。
天国にいくか、地獄にいくかだよね。
天国に行くんなら、なんも心配することないよね。
でももし、地獄に行ったとしても、
あんたは、あんたのともだちに握手してまわるのに超大忙しだろうよ。
つまり、あんたは心配してるヒマなんてないってわけだ。
。。。。。。。。
あの世にいっても、
こりゃ~忙しくなりそうですね
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