2008/12/15

はやいもので師走(しわす)、


確かに普通人である僕も11月ごろから走り回っています。時短、時短、という感じで、何事も早く・正確に・(でも)じっくりと、となると、割り切って、かつて実存主義の哲学者キルケゴールが言ったように『あれか・これか』の優先順位で行動しなければなりません。

この11月中旬あたりから、走り回っている中で、必要に迫られ、行動パターンを鍛えられました。中でも『際(きわ)集中主義』。単純ながら、このやり方で従来ならタイトになるスケジュールを、一着一着、魂を込めつつじっくり充実させることができました。

パソコンも立ち上げ時間が必要なように、頭の働きを、ある一定状態に(毎回毎回)立ち上げることを、できるだけ減らすこと、一度立ち上げたら、その状態でできることは全部やり尽くすこと。

つまり記憶を手がかりに、思い出したり、あるいは探しモノしたり、という状態を少しでも減らします。普段よりじっくり時間をかけて、その時に一点集中して脳みそが旬な状態に、やるべきことをすべてを済ませます。細部まで徹底的に決め尽くすことにしました。後でアイディア思いついても、一定期間反映させる余地ももちろん設けておきます。


12月一週目(先週)は、このやり方をさらにターボを効かせたやり方でもスケジュールが限界に達しました。まことにもってありがたいことです。“ものは売れていません!”と、アパレル業界の勉強会では先生方はおっしゃられるのですが、僕も仲間たちも皆が例年以上に好調なので、きょとん~としています。

たぶん、業種がアパレル業ではなくて、未知のサービス業なのですね。業種の名前を考えています。進化したテーラー業、○○業と名前を検討中です。コンシェルジュ業?外商業?自分たちはインサイダーすぎて、それをなんと呼ぶのか、イマイチどの名前もピンとこないんですね。

おそらく未知の世界に、道を作りつつあります。新しい概念の名前は、当事者でなくて、外から見た人が作るものなのでしょう。『営業しなくても売れる商品づくり・一生付き合いたい顧客の方々との出会い』、を基本線として早朝7ミーティングを毎週水曜日やっていますが、商品力・サービス力、研究して精進してとことんやり続けても、終わりのない魅力的な世界、まさに『道』ですね。

この2か月ほど、貴重なるご紹介によって、たくさんの出会いがありました。ありがとうございます。ご紹介いただき、ホテルに採寸に行った先の紳士が、ぼくの中学(長大付属中)の先輩にあたる方だったり、ありえない巡り合わせばかりのサプライズ続きでした。不思議です。


モナコ住まい、インターコンチネンタル東京ベイ・スイート暮らし、世界各国にワードローブ収納、ワードローブはブリオーニ、アットリーニ、キートン、TRUE RELIGIONSTITCH'S のデニム、、、、当然のことながら、お客様のキーワードは、ぼくとは全然別世界ながら、楽しみませていただきつつ勉強になり、商品・サービスのアイディアも爆発的に膨らみます。

それにしても特に最近感じるのが20代(ホリエモンから一世代下)の若手の、一騎当千の猛者、凄いですね。頭の基本OSが根本的にわれわれ世代と違っています。人間力の精進と、革命的なビジネス合理性、まさに進化した人類かもしれないな、と昨今感じます。

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