2008/02/26

The first SPRING storm 春一番


※カントリージャケット(Country jaket)スポーツ・ジャケットの一種。本来は地方のカントリーハウスやカントリー・クラブで着用したスポーティな替え上衣。とりわけノーフォーク・タイプやシューティング(射撃)タイプのそれを指した。現在では一般に変わりデザイン(ひじ当てや肩当てや背バンドや変わり型ポケットなど)を特徴とするツイード系の服を指している。(※『男の服飾事典』 メンズクラブ)

友人のP氏と話していたら、イギリス人の友人のオートダイヤル機能には、“H”と“M”と“C”の文字があるんだ、と言っていた。それぞれ、“Home”“Mobile”“Country House”のことらしい。おおおさすが、と思い、その瞬間から、カントリーハウス幻想(妄想)が僕の中で大きく広がった。カントリー・スーツ、カントリー・ジャケット、カントリー・ウェア、カントリー・ツイード、、、。いつもの、ハンディ服飾事典にもいくつか登場する。

実家に帰省し、最近ようやく手入れした庭で、(ここは田舎にある僕の実家だ、ではなくここはカントリーハウスだ、という見立て妄想中なのだ)読書&アフタヌーンティー。読んでいる本は、タキの『ハイ・ライフ』、最近Kさんから教えてもらったすばらしいエッセイ・ブログに登場していて、実家に帰るなり記憶を辿り、本棚に直行した。

なるほど、当時姉貴から教えてもらってけっこう好きだったこの本、いってみればセレブリティカルチャーの本だったんだと再確認。当時の子どもだった僕にはセレブリティという概念すら無くて、当時は大藪春彦の小説『汚れた英雄』と同じ匂いがするということで読んでいた。

AGRITOURをお洒落に楽しんだり、ピクニックをお洒落に楽しんだり、パブリック・フットパスとは言わないまでも、公園散歩を楽しんだり、とたくさんのカントリー擬似体験は身近にできる。お洒落に楽しむ場合は、カントリーを単なる“田舎”とは訳さないとのことらしい。

田園?豊かな自然を持つ土地、とかそういう訳し方なのだろうか。いずれにしろ、とても優雅でおだやかな時間。記憶と失われた時を求めて、急遽、実家の庭に椅子を出して楽しんだ。気持ちよかった。

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