2012/09/27

Vietnam tour 2


31日は、午前中ビジネス、午後はフリータイム。二人はこの日夜に帰国だったので、チェックアウトの手続き。天井にもゆったりヌケ感のあるフロントにて。、トラウザーズの裾巾はもちろん、全体のシルエットがゆったりと各所ドレープを感じさせるスタイルが、こういう空間には似合うように感じます。タイトなスタイルでは、やはりちょっと違います。


旅行前、日本橋三越にて強く薦めて、Jet氏が購入した、グローブトロッター限定の 『オリエント』 シリーズ。三越限定だったものの、その評価の高さゆえ世界ラインナップへと格上げされたモデルです。さりげなく東洋の意匠を誇り、表面は漆(うるし)で仕上げられていて、味わいとミステリアスな美しさが漂います。


この日は、英語コーディネーターと、日本語コーディネーターの2人と行動したので、ベトナムに対する単純な疑問を全部ぶつけました。一体全体、なぜに、こんなにたくさんのひとが移動しているの?労働力の流動化とはいえ、あまりに効率わるくない?などなど子どもになった気分で素直な疑問を散々っぱなぶつけ、われわれなりに、ベトナム・ホーチミンのイメージをつかもうと愉しんでいました。


ミッションを終え、フランス人が経営するホーチミン唯一の乗馬クラブへ。地元のタクシーのドライバーも知らないような、結構わかりにくい場所にありました。クラブのオーナーの登場を待ってハンモックで昼寝して寛ぎました。ハンモックの気持ちよさに初めて目覚めました。こちらが事前ブッキングなしに突然訪れたので、相手方スタッフも戸惑っていた模様。


とりあえず、帰国した日に馬術2試合が控えている(※氏は帰国後2試合連続で優勝かっさらった模様、怪物でしょうね)バロン氏、コーディネーターと交渉に成功し試乗することになりました。装備も全然ない状態で、ヘルメットだけかぶり、そのまま乗ることに。2年前渡英した際、ジョンロブのブーツ買ってそのまま乗って以来の旅先乗馬となりました。今回は、エドワードのコンビのツインバックルでひょいと乗りました。


普段、半ギレ気味の暴れ馬をわざわざ選んで乗っているせいか、この馬は馬力不足で彼的には物足りないよう様子でしたが、大きな輪乗りで、高速で走らせながら、フォームを確認していた模様。こちらは、しっかりムービーで撮影していました。フォームチェックができて、意外と有効だったかもしれません。


フリータイムからホテルに戻ると、Jet氏はラウンジで仕事中。様になっていました。彼のお気に入りの青山の老舗イタリアン、アントニオスの風景とダブります。オリエンタルなしつらえには東洋人の黒髪が似合いますね。


今回はベトナム大使館経由での紹介で、2人の優秀なコーディネーターにお世話になりました。コード・ネームで呼んでいました。マーズとムーンに挟まれたJet氏。ベトナム講演も近いですね。


時代を感じさせるマジェスティックのステンドグラス。モノグラムも味わいがあります。下の水槽の魚をスコットに見せたら、水槽の魚を怖がっていました。


ママがネイルに行っている間、育パパ。背中掻き掻きメソッドで眠りの世界へいざないました。寝相悪いのですが、これだけスペースに余裕があると、そうそう落ちることはありませんが、この後、枕を落下防止として、周囲に配置させました。


さんざん、お兄さん方にかわいがってもらっていた模様。初日、移動のタクシーで車酔いし、リバースしまくっていましたが、降りるとケロっとして、ニコニコ笑っている始末。


サイゴン河を眺めつつ、軽く夕食。みなフォーを食す。一足先に帰国する彼らとはベトナムでの最終日だったので、サイゴン・ビアで乾杯。われわれはつねにドレスアップしているのですが、英国でもパリでも、ありがたいことに一番快適な“お手本席”に通されます。海外で活動する際、『 ドレスアップして、フォーマル気味に装うと、得なことしかない 』 ことを、つくづく知恵として実感します。


サイゴン河、ホーチミンの夜空の月が妖しく輝きます。


初日、2日目、訪れてみないとまず考えつかなかったような、アイディアやインスピレーションをもらいました。この日まで、ビジネス寄り、翌日からは家族で過ごす休日となります。かなりめまぐるしく活動した2日間でした。


2012/09/24

Vietnam tour 1

 


 8月29日(水)夕方成田を発ち、同日夜10時、ベトナム・ホーチミンに到着しました。この旅から早一ヶ月が経過しました。帰国早々仕事に追われ、光陰矢のごとき日々、まことにありがたい限りです。
 宿泊先は、マジェスティックでした。サイゴン河向きの部屋では無かったですが、スイートにアップグレードしてもらい5泊の滞在を快適に過ごしました。上写真は一緒に行ったJet氏。 



 
朝食はフルーツが充実していました。ドラゴンフルーツや、もはや名前を忘れましたが、まずはフルーツから食す(その後はフォーをガツガツですが)リズムでいきました。確かに日本より湿度が高く感じました。歴史の物語をたっぷり背負ったサイゴン河を見下しながら、ここから5日間毎朝フォーを食べ続けることになりました。クラシックホテルならではの建築意匠が心をときめかせます。マジェスティックホテルはなぜか逆光写真が良く似合うように思いました。
 
 
萌えポイントを探してスコットと一緒にホテルを探索中。探索はほぼ一日で完了した感もありました。。。数年前、渡米した際、深夜ホテル内をうろうろしていたら、真鍮のパーツ(取っ手だの、ランプだの)を何人ものメイドさんたちが磨きあげていたシーンが記憶に残っています。昨今のシティホテルではまず見かけない光景ですね。

 
 
数年後、改築される予定のマジェスティックホテルです。写真上のようになるらしいですね(下が現在の外観)。ちょうど現在の丸ビルのスタイルです。時代の流れで、それもありかもしれません。ただ、改築前に来られて良かったな、というのも正直なところです。スノッブなガイドブックである“ LUXE @ : ホーチミン ” では、“クラリッジズ(ロンドンの代表的クラシックホテル)になれそうだし、本来なるべきところを悲しいかな、そうなりきれない”という一文で評されていましたが、自分が見出したいものを部分的にフォーカスすれば十分満足できるように感じました。
 
 
最初の海外旅行が香港だったスコット君も、今回のベトナムツアーでは、一度も食アタリもなく(※車酔いはさんざんでしたが、、、)大人に交じってマイペースで過ごしていました。寝かしつけるのが超得意なパパのおかげで、昼寝もたっぷりで、それも免疫力をキープしていた秘訣だったように思います。飲み水には気をつけ、歯磨きも最後のひとユスギは、かならずミネラル・ウォーターで、という予防法で食アタリ対策には万全を期しました。


ホテル近所のシルクショップにて、ネタ半分でパジャマとガウンをオーダーしました。最終日2日前には完成してホテルにデリバリーしてもらいました。ついついユニークな採寸法に興味深々でした。おみやげものとしては十分楽しめる一品でした。しかし、充分に満足するためには、結局は自分たちで作るしかないのだ、ということも再認識した次第です。


ホーチミンで日本人オーナーが経営している『ZAKKA』というお店で妻用にセレクトしました。ワンピースは、チュニックのシルエットのように、ウエストポイントが極端に上にあるものは、僕にはあまりバランス良く見えないので、少々ノスタルジックなふつうのワンピースのように、ポイントを数センチ下に下げるお直しをしてもらいました。

淡いグリーンのやわらかい柄、風合いが気に入りました。最近の傾向でしょうが、女性の着物の帯も高めにしめ過ぎるよりも、普通に端正(気持ち上、というくらい)に締めるのが一番ではないかと感じます。


先入りし、はや2度目のベトナムでおいしいポイントをすでに押さえているJet氏の紹介のホーチミン市内のレストランへ。結局下の海老のかき揚げ(をサンチュで巻いて食べる)は、最終日の夕食でもリピートしてしまうほど美味しい一品でした。やはり、食事はロンドンより、アベレージ的には高いかもしれませんね(笑)仕事ミッション半分・休暇半分のツアーの一日目、楽しく締めることができました。



2012/08/22

Scott's Blue



そろそろ夏が終わろうとしています。息子のスコットは、コトバも少しずつ覚え、立つ事はもちろん走ったりできるようになりました。ただ今彼は、悩みをかかえているようです。

親離れの最初の一歩(“卒乳”というらしい)なのですが、どうにもこうにも、それを理解しかねるらしく、ちょっぴり悲しんでいる模様。親にとっても子供にとっても、ちょっとした通過儀礼なのですね。

@神楽坂、近所の白金公園にて。ブランコも乗れるようになって、車に跨ってゆらゆら遊んだり、シーソーやったり、どんどんできることが増えていっておりますが、どうしてもそれだけは納得いかないらしく。。。


2012/08/16

朝方は涼しくなった今日この頃、



ですが、まだまだ日中は温度も湿度も亜熱帯です。そうです、日本はもはや東南アジアです。日差し・湿度・温度などで、色彩の見え方もかつての日本とは、違ってきているのかもしれません。それもそれで、まあおもしろいじゃないですか。写真は、スーツ(ジャージー素材)・シャツ・タイすべてエドワードエクリュ製。

さいきん、営業日(定休日)・営業時間がかわりました。週2日、水曜日と日曜日を定休日にさせていただいております。営業時間は、午前6時から午後6時までです。日本では一番早い営業スタート時間かもしれません。

以前は、午前8時から午後8時までだったのですが、先月ごろから6時スタートにして、クライアントの方々も仕事前に立ち寄れるとのことで評判もよかったので、定常的に設定することにしました。

そもそも、人生で重要な要素を占める仕事時間のための戦闘服を、家族みんなで行楽気分で出かけたショップなどで、ちょろちょろっと気分だけで選ぶのは間違っています。スーツ選びは、大事な仕事時間に堂々と行えばいいのです。文句ある上司には僕が説教します。

どうしても仕事時間をキープしたければ、感覚も頭も冴えている朝の時間に、プリプリの感性で、冷静に的確に、あるいは気合い(コミットメントともいう)とともに選ぶべきです。朝6時~7時という0コマ目はもちろんアポイントメントが必要ですが。

今月は、29日(水)~9月5(水)まで夏季休暇をいただきます。今年は一家でヴェトナム・ホーチミンで過ごす予定です。古くはフランスの植民地でもあり、東洋と西洋の入り混じった、トラディショナルな佇まいが薫る街並み。またレポートいたします。


2012/07/24

A.C.M.G.の流儀、



A.C.M.G. は “ Anti Coolbiz Modern Gentleman アンチ・クールビズ・モダン・ジェントルマン” の略です。 ここ数日、エドワードエクリュという名前の航空母艦から、A.C.M.G.という名のソルジャーを立て続けに送り出しております。上写真、スーツ、シャツ、タイすべてエドワードエクリュ。(ミュール色の地に、小さ目で、ピッチが広めのゆったりしたドットタイ)

昨今の省エネ・クールビズ、そしてナロー・タイの流行からでしょうか?昨今の市場には、クラシック寄りのスタイルを好む紳士にとっては “ ふつうはこうだろう ” と感じられるタイすら、ほとんど存在しておりませんでした。

ふつうにクラシックを好む者、あるいは健康的な美意識をお持ちの殿方は、そろそろブチ切れておられることとだと強く確信します。ネクタイの企画者、デザイナーは、そろいもそろって、いったい何をやっとるんだ、めちゃめちゃ同質化しすぎだろうと。

セッテピエゲ?1本2本持ってるとそれはそれで愉しめても、別にそこは本質ではない、と。まずはふつうに美しいカッティングを、と。というわけで、オリジナルで製作しました。大剣9センチ、さらに、(それ以上に重要と認識する部分として)ノットの天地が5.5センチ前後。工場に型が無く、すべて手断ちです。

シルエットが、楔形(くさびがた)、つまり逆二等辺三角形です。タイはもちろん3次元に持ち上がり、つつ~っと充分に下に下がった位置でふくらみが一旦くびれ、くびれたと思ったら、その瞬間ぷわっと花が咲くように、開きます。その立体的なメリハリを作り出すためには、大剣はもちろんのこと、小剣の充分な太さを必要とします。

自分で企画してみてわかりました。小剣を太くするためには、ネクタイ1本あたりの用尺が20センチ前後余計に必要となります。つまり経済ロットではないわけですね。ピタピタ・スーツと、ナロータイの流行は、その意図において共通性があります。

柄は、無地(ジャガード)、小紋、ドット、ペイズリーのみ。一気に130本近く製作しましたが、いつもながら、なくなるスピードも一気に納品されております。ありがたい限りです。製品には、一層ラディカルな解説文がつけられております。昨今の喧噪に対する、大いなる挑戦状であり、大いなるメッセージを持った一品と自負しております。

下写真、シャンパン・ゴールドのドットタイ。ドットのピッチが広めなのは、店舗では目立たないからなのか、なかなか存在しません。これも結局、自分で作るしかありませんでした。コードレーンの3ピースに合わせて。

2012/07/18

スポーツを愉しむ休日、その2



日曜日、全日本ジュニア馬場馬術競技に出場とのことで、応援していたジュニアのSさん、緊張させてはいけない、と我々は反対ギャラリー席から応援していました。キレ味抜群の愛馬の動きに合わせて、Sさんの堂々たるライディングに観客は静まりかえり、見とれていました。

霧雨の中、まるで東山魁夷の絵画のように美しい光景でした。これだけ正装しつつ、自然の中に溶け込みつつ、美を競うスポーツ、なんというエレガンス、あらためて圧倒されます。

予選ですでに他を圧倒したSさんは、翌日のライディングも順調で、全日本ジュニア馬場馬術競技において優勝、全日本ジュニア王者の座に輝きました。金メダル“獲得”という表現もすばらしいのですが、『自分が王者である、という真実を証明してみせる』という、 “王者であることの証明”という表現も一層感動的ですね。


 きょうび、これだけ上品に正装している人々を一度に見る機会も、そうそうありません。


Sさんは、エドワードエクリュにてビスポークされたハンド・メイドの馬場馬術・ドレサージュ用の燕尾服を着用され、ドレッサーとしてクラシックな着こなしの技芸・アドヴァイスをご教授させていただきました。微力ながらも力になれたことを光栄に思います。


神楽坂のサロンに何度も足を運んでいただき、最終調整まで時間をかけました。ビスポークは、ひとつの覚悟の表明なのだな、と実感した次第です。最近偶然のきっかけから、仲良くさせていただいている本田大三郎氏も、本番に強い選手ほど、普段から清潔なウェアを身に着け、細心なまでに身なりに気を使う、と仰っておられます。


上、お父様も真剣です。前後横、すべての角度から動きやすく、絵になるように。優勝の副賞として、馬場馬術でのドイツ留学が決まっているとのことなので、彼女のアスリートとしての精進を労うべく、渡独への旅のための一品をプレゼントしようと思います。


さて、同じく馬場馬術競技に出場していたM氏。今回は惜しくも予選突破がなりませんでした。M氏本人も試合直前まで、全日本ジュニアレスリングの後援で、キルギスタンに10日あ海外遠征していたこともあり、調整が2日だけ、という状況でもありました。

楽しみはじっくりとっておきましょう。シャンパンでの乾杯は持ち越しとなりました。上写真は最新のロゴ。これは氏の最初の持ち馬だったハナミ号の輪郭から製作しています。今回は、2号目の自馬である純国産のカーロ号での参加となりました。


当日M氏は、応援にかけつけたミヤビ一家とわが一家の相手をしながら、、他選手のマネージャー役、地味な使役作業に徹していたジェントルマンぶりでした。ロイヤルアスコット的ながら、気ままな気合で、というアドヴァイスに乗って、花に梟(ふくろう)が乗ったハットで登場したミヤビさんには全員大ウケでした。



スポーツは自分でプレイするのはもちろん、観戦の愉しみも、これまたひとつの重要なキーポイントかな、と思います。一流アスリートの方々とのおつきあいを通して、豊かで文化的に膨らみを持ち、人生に影響を与えるような観戦の仕方、楽しみ方もできるのだ、と最近学ばせていただきました。


2012/07/17

スポーツを愉しむ休日、その1



オリンピックも差し迫っているこの連休は、はからずもスポーツを愉しむ日々となりました。先週金曜日は、仕事もそこそこに、土日に開催される御殿場での馬術観戦に向けて、スタイリング的にも、関心のある、『優雅にスポーツ観戦できるクラシックな(簡略型)スタイル一式』を揃えました。

もちろん、スポーツマンシップに厳粛な気持ちで乾杯を捧げたてまつる気持ちから(と、こじつけでしょう、それ)、バスケットに先日しこたま頂いたシャンパンをブラックウォッチの毛布の中に忍ばせました。宅急便にて宿泊予定のホテル『オーベルジュ・ブランシュ』へ発送しました。

金曜日夜は、とても価値のある英国大使館での集まりがあったのですが、必要最低限のご挨拶をして早々に帰宅し11時前には睡眠の世界へ入りました。会を企画された関係各位、貴重なメッセージ・見識に感謝いたします。当日は、礼をつくしてアンダーソン&シェパードでビスポークした3ピース(生地はハリソンズのプリミエクリュ)を着用。

 翌日早朝の予定があったため早目に寝つき、ぐっすりと睡眠を取っての土曜日朝7時、Jet氏の青山の自宅にてドレッサーとして、納品した3つの3ピース・スーツと各ドレッシング・アイテム、おもにVゾーンのシャツ・ボウタイ、そして靴など足元のチューニングと微調整を徹底的に行いました。

これは毎回のことながら、エネルギーが必要な時間で、前日10時前後に寝た、プリプリの脳みそでなくては、絶対的に納得できる閃きが起こってこず、仕事になりません。そして、エドワードエクリュ的な、朝方の爽やかなイメージが湧きません。


近所のスタバで朝食を済ませ、Jet氏のフューチャーなオフィスへ。この絨毯の配色、どこか懐かしい気がします。そうですね、設計者の城戸氏は、Jet氏のウェポン的配色のパンツの色からさらにインスピレーションを炸裂させ、この太陽のようなインテリアを作り出したとのことです。氏が定期購読しているファイナンシャルタイムズの土日版をもらい、神楽坂の店に寄り、あたらしい靴を納品すると同時に次の目的地へ。


氏の運転するスポーツ感溢れるアルファロメオで、朝の光の中、とある自衛隊駐屯地へ。ここで、オリンピックの壮行会に出席して参りました。来賓席すぐ近くに、最近仲よくさせていただいている本田大三郎先生、レスリングの高田先生などがおられ、ご挨拶させていただきました。


こちらも、恐縮ながら、乾杯後は早々に退出いたして御殿場へ。新宿で家族と合流し、2時間ちかくの車窓の旅。しばし、うつらうつらしたところでホテルへ到着。こちらは、近くに富士スピードウェイがあるせいで、5年ほど前、に2年連続でフェラーリチームがオフィシャルで宿泊したとのことでした。

その当時を知っているスタッフに、ひとつ訊きました。フェラーリ・チームは朝ごはんを食べにレストランにどんな格好をしていたか?と。ああ、ライコネン氏とか、彼らはジャージでしたよ、フェラーリのジャージで。。。なるほど。成績は? 3位でした。。。 大三郎先生の言うことはやはり正しいですね、そう確信した次第です。ひさびさ、つらつら書いていたらタイムアップ、その2は、次回にて。

2012/07/07

ありがとうございました。



先日行ったオープニングのパーティーに、小雨の中お越しいただきましてありがとうございます。、盛況のうちに無事とりおこなうことが出来ました。まことにありがとうございます。 

おかげさまで、ささやかながらまた一歩、理想空間に近づくことができました。まことにありがとうございます。

数々の新しい出会いがあり、たのしい展開があり、それぞれの小さな種が着実に実を結び、現在にいたりました。  とはいっても、いまだ改善点満載・のびしろ満載とツッコまれることもありますが、これまた、たいへんに幸せなこと、と存じます。

おひとり・おひとりと一期一会の時をすごし、深く静かな対話を交わし、過剰にのめり込みながら企画・製作している装いの数々、、、、

これら全身一式で纏われた状態で、一同に集まっておられる、、、わたくしにとってもめまいがするほどの強烈な刺激でした。ありがとうございます。

すなおにシンプルにうつくしいと感じるような世界、印象派絵画のように、洗練されたものの先に、ゆったりのんびり存在する 『 自然 と 素朴 』 のような贅沢なエッセンスは、服の力だけでは表現不可能なのかもしれません。

そこには、それらを纏う方々の所作や佇まいの優美さがあって、さらにそれらを取り囲む季節感などの舞台立てもあって、完成するものと存じます。

先日のパーティーにおいては、僕の納期と同様の不安定な・先の読めない天候だったのですが笑、みなさまの佇まいと優雅さのお陰で、時代を超越した美しい古典絵画のように、記憶に刻まれるシーンとなっていたのは間違いありません。

今月の25、26日は神楽坂では 『 ほおずき市 』 、27、28日は 『 阿波踊り 』があります。

エドワードは26、27は出張で不在予定ですが、28は夜まで神楽坂を愉しむ予定でおります。お仲間の方々、喧噪をはなれて一服する際は、お寄りくださいませ。

2012/06/10

静かな小道を選んで歩きます、



いまだに神楽坂を愉しんでおります。新店の脇に入った小道は、不忍通り沿いを一本内側に入った谷中・千駄木・根津界隈の風景とも共通しています。住人のみなさんが佇まいに合わせて、緑や花を這わせていてとても素敵ですね。

花街の名残をとどめる色っぽい喧噪もワクワクしますが、まあ、雨上がりの夕暮れ時くらいは、ぼんやりしながら、静かな道を選んで歩きたいものです。

最近、プロのカメラマンにいろいろなシーンを撮っていただく機会がありました。ちょうどそれが豪雨明けの夕暮れ時だったので外で撮影してもらいました。ありがとうございます。

先代の住人の方が残されたうっとりするような美しい紫陽花のグラデーションを大切に継承させていただこうと思います。しかしながら、さっそく近所のムッシュにお手入れのコツを訊き、自ら剪定したのですが、ちょっとわれながら無粋な切り方をした箇所もあり、これにもやはり精進が必要なのだなと感じた次第です。

業務的にはスタッフのSさんが、バックオフィス業務をサクサクと迅速・丁寧にやってくれるお陰で、ちょっとずつ理想の仕事の流れに近づいております。

移管業務と、整理整頓(これがえらい大変)も進み、客観的に一望した時に、“ああ、今までこれを全部ひとりでやっていたのか”と半ば茫然とします。いやはや7月までゆっくり丁寧に準備させてくださいませ。

最近映画化が決まったカワードの自伝というかアメリカ滞在時の2週間を描いた作品(Mad Dogs and Englishmen)をコリン・ファースがやるらしいですね。定期的に訪れる英国ブームなのでしょう。

英国では、じょじょにオリンピックで盛り上がりつつありますね。僕がもし開会式のプロデューサーだったら、この曲を選曲しますね。ノエル・カワードのトリビュートCDに収められている1曲。

2012/05/27

近況、


時が経つのは早いものですね。クライアントの方々、パートナー陣が強烈に優秀なおかげで、もはや、引っ越しが完了いたしました。もう5月末なので、6月としてもほぼ1ヵ月予定より早く済んでしまったことになります。まことに、ありがたいことです。

5月の2週目に、若手クライアントが4人お手伝いに来てくださいました。あれは確か日差しの強い、気温の高い日だったのですが、彼らは全員3ピースにガチで決めて(これはサプライズ)荷物ガンガン運びました。おおお、T氏はカシミアコットン、O氏はポーラー、とどれも上質なファブリックのスーツなので僕は始終ヒヤヒヤでもありました。

ちょっと外に出たところ、走って戻っている機動力に感動しました。ありがとうございます。周囲から見ると、引きで3カメ的に見ると、ある意味その模様は、検察のガサ入れ、あるいは強制捜査に見えたに違いありません。いつものんびりした空気に溢れている神楽坂・成金横丁は、その日に限って、最大限の緊張感が漂ったに違いありません。

今思い返してみると、新店舗物件は、内装も光の差し込み方もヌケの良さもピカ一だったこともあり、最初に見た3年前から目をつけていました。無意識に狙っていたようにも思います。人間、ただ好きな状態と、本気で手に入れようと決めている状態は根本的に違うように感じます。

実際に手にするためには、ライヤーズ・ポーカーならぬ、ウィーナーズ・ポーカー。本当に欲しいものは、誰にも言わないし、見る時も気づかれないように横目でチラッと見る。常に物理的に近くにいる。3年間で2度、花壇の蜂に追いかけられました。状況が動くまで、余計なことを一切せずに待つって、変化が来たら一気に決める、という感じでした。

7月初旬までは、ドアに 『 準備中 』 のお知らせを出しています。いかなる時でも、ゆったり静かなプライベート空間のままでありたいので、変わらず、ご紹介・ご予約のみでの営業です。すばらしいセンスをお持ちの前住人の先輩が植えられた下仁田のあじさいの前を、夕方着物姿の粋な御姐さんが小走りで通り過ぎます。“まずモノありき”の、やりとり空間ではなく、“まずヒトありき”、の美しいサロン空間でありたいと思います。

2012/05/01

スポーツ選手とスタイル


エドワードエクリュでは、一昨年以来、微力ながら格闘家佐山氏の主催する試合のスポンサーをさせていただいている。試合の勝者に対してトラディショナルなスーツを贈っている。

僕自身が試合会場に足を運び、直接観戦し、実際に目の前で試合を見て、さらに数日後、勝者に神楽坂へ来てもらい、ランチを一緒に食い、語り合い、徹底的にヒアリングする。1時間選手の話を聞いて聞いて聞きまくる、過去・現在・未来。傾聴した結果、一着をアウトプットしている。

選手という闘う男、おのれの生命力を爆発させる人間の姿を間近に見て、一次情報に触れ、さらに後日ヒアリングによる直の声を聴き一次情報を加える。プロセスの地味な積み重ね、という方法に自分なりの、製作物に対する誠実と責任を込めている。

もはや、生地はこれで、スタイルはこうで、とかそういった細かな注文は一切聞かない。時間がもったいない。黒が欲しい、と口では言っていても、傾聴している中で実は彼は潜在的に赤を欲しがっている・必要としているぞ、ということもある。

なにしろ猛烈にストイックで根本的にフィジカル・エリートの彼らであるので、完成品は美しく仕立て映えする。。正直、日本では、スポーツ選手がファッションに詳しくなると、ほとんどの場合男のスタイルとしてロクでもないことになる。

つまりたいがいがショップの店員のようなスタイルになる。彼らがショップの店員ならば何の問題もないし、“らしくある”ことはプロとしてたいへんカッコいいことだが、ときに彼らは格闘家であり、野球選手でありレーサーであり騎手である。店員以外は店員のようになってはダメだと思う。

それにしても、ややため息まじりに言ってしまえば、大藪晴彦の『汚れた英雄』を読んでいた世代としては、モータースポーツの世界にも往年のクラシックなジェンツタイプが存在していてほしい。栄光も挫折も絵になる新しい(しかし実は世界的に古典的な)男、かつてのエドワーズにとっての福沢幸雄のように、


70's前後の空気感に成り切るのが天才的にウマいR・W。オチのドジも絵になるか?こりゃならんな。

2012/04/22

石畳の街にて丸3年が経ち



2010年の暮頃から劇的にいそがしくなり、そのワーカホリックの間にゆるやかな躁と、ゆるかな鬱を繰り返しております。トータルな状況、まことにありがたい限りです。そんな中にありながら、ついに先週の金曜日、禁断の“茶道デビュー”をしました。場所は神楽坂の老舗鰻屋の地下。

なぜ禁断かというと、自ら入り込みやすい気質なため、強く意識して近づかないように気をつけてきたものリストに入っていたものだから。麻雀、将棋、碁、靴、茶道、香道、生け花、骨董、文学、歴史書、などなどのめり込んで身を滅ぼす可能性を若干なりとも感じるからです。

先週火曜日正式に契約が完了し、ことしの7月から、同じ神楽坂6丁目の少々ゆったり接客スペースのあるお店に引越すのですが、そちらは和の茶室的なトーンになっております。内田繁氏が内装を手がけておられるものですが、それをあまりイジル・ヒネルことなく使用することもあって、ちょっとしたご縁と勢いでお茶を習う流れになりました。

所作と季節感の感覚がより鋭敏になればと思います。エドワードエクリュ的には、この夏から、経営の頭脳はM氏、広報・宣伝的センスはJ氏にお任せし、スケジュール管理・事務全般スタッフSさんにフォローアップしてもらいつつ、僕はクライアントのヒアリングとワードロープ一式製作という本質業務に集中します。

7月前半オープンなのですが、新店は5月から借りていて、5月は麦わら帽子を被ってシルバー人材センター的なルックで1ヵ月かけてゆっくり花壇作りに勤しみ(蜂だけは少々苦手で、、)、6月は内装のシンプルな仕上げをします。

育パパ的には、4月からは息子のスコットの保育園の送りをやっているのですが、送った先で、気づかれないようにコッソリ帰る⇒見つかる⇒泣かれる⇒恨めしそうな(おいおいマジかい、オレ置いていくんかい!?といった)表情、でバイバイするのイヤだな~、パパは裏切りもんだ、と思われるのかな、ブルーだったものの、最近突然自立したようで、保育園着いたらスタスタ自分で教室へ向かい安心した次第です。



※ ウィーンの石畳も、何とも言えぬ風情がステキですね。上写真:横浜グランドホテル。プルミエスイート、有名な2階ロビー、その日本産の上品クラシックに感動しました。

2012/03/27

一息入れて、気分転換



2012年春夏に向けてのクライアント向けに、モヘア素材を多用しています。2011秋冬、2012春夏と流行に関係ない良い生地があります。不況の好影響でしょう。スキャバルのフラミンゴベイ、モンテゴベイ、マーキュリーベイ、ウィリアムハルステッドの2ply,3ply、ホーランドシェリー、ハリソンズ、大人の香り抜群のファブリックを使って、繊細で冴えわたるプレゼンスの3ピースを製作しています。


大人圧でパンパンの脳みそのリハビリには、子供服やレディズスタイルを考えるのが一番の処方箋かもしれません(ホント?)というわけで、神楽坂マダム、miyabi さんと、、ご近所のフランス人マダム宅で催された仏・老舗の子供服“Petit Bateauプチ・バトー”のチャリティーセールに行きました。


ひさびさショッピングでプチ・ブレイク。GOOD OLD SUMMER※ な素朴な雰囲気のワンピースを買ってたりして。。。将来の娘用!?いや知人にプレゼントです。(※この表現は、数ヶ月前に近所の本屋で買った“カワイイ”映画・スタイル本、素朴なイラストがとてもトラッド的で素敵『おしゃれの教科書 杉浦さやか著』の表現より)>


先日、瀬田温泉の子供ランドの小さな滑り台でスコットを何度も何度も転がして遊んでいた際、とつぜん僕の膝の上にちょこなん~と座ってきた女の子がいて、その時、ああ娘がいるとはこういうものか、という胸きゅん(80'S的表現にて失礼)をリアルに感じた次第だったりして、それが伏線になっていたのかもしれません。


レディスでは、先月、クライアントと TSURU のショールームに行って、新作などを拝見させていただきました。靴からレディスの一式を考えるということもやりたかったので、今後のためにも大いに刺激になりました。昨年はちょっとしたラッキーと引き寄せ的なご縁で Perfume のヒールが僕の元にやって来るという幸運がありました笑。人間、脳みそ同じところばっかり使っていると煮詰まります。気分転換も大事です。さて仕事に戻りましょうか、、