2008/07/15

雰囲気と気分@Smoking Jacket



スモーキングジャケット~1850年代に登場し1870年年代から今世紀初頭まで流行、ビクトリアン・モードの一典型、とのこと。

先日たまたま目にした写真は、ブランデンブルグスと称するループ留めの飾りボタンがないモデルで新鮮でした。Braid(ブレード:組紐、平紐、、、、衣服の縁飾り、端の処理、またトラウザーズの側章)が粋です。昨今のタキシード、イタリアZ社の、最近のタキシードなどのドレスアップ系生地サンプルブックには、このブレードがいくつか見られます。

もし、パーティ@26日が秋冬だったとしたら、このスタイルはカッコイイのにな(持ってないけど)と思いました。これを麻で誂えてもおもしろいのかもしれません。通常は、ベルベット、カシミア、メリノ、プラッシュ(毛足の長いビロード)、プリント柄のフランネルが一般的とのこと。今年の秋冬、このニュアンスをハウンド・トゥースか、ガンクラブチェックで作ってみる予定です。

しかしながら昨今、スモーキングジャケット≒ファンシータキシードという意味らしく、単にスモーキングという時には、英語のディナージャケット、米語のタキシードにあたるコトバとしてフランスとドイツで用いられているそうで、何度読んでも、このへんアタマの中ごちゃごちゃで記憶に帰着しないですね。『男の服飾辞典』:婦人画報社からあちこち参考。



※追伸 以下、@26日の件にて。ドレスコードについて、何人かに訊かれましたので、こちらを御参考に。近々、加筆修正予定。

できましたら普段よりも華やかに(あるいはスポーティに)決して照れることなく、ご自身がワクワクと楽しくなるようなスタイルでいらしてください。『優雅な世界一周の船旅に出る』、そんなようなスタイル、イメージですと楽しいのではと存じます。

サント・ロペ、コートダジュール、サンモリッツ、ヴェネチア、コッツウォルド、モンマルトル、シュバルツバルト、、、、、、とりあえず今週は時間ないので僕は水道橋ラクーアにしときます。

紳士ならジャケット(麻の雰囲気でも結構ですし、普通のダーク系光沢系でも、色鮮や派手系でも結構です)そしてシャツ&タイ(&あるいは、ベスト:ウエストコート)だと最高ですね。タイをしない場合は、その分アクセサリーでパワーアップさせるとよろしいですね。

せっかくなので、ふだんのビジネス・シーンよりはドレスアップして、ポケットチーフやアスコット・タイ、ストール・タイ、あるいはカフリンクスなどなど、ホスト側よりも派手に目立つくらいの気持ちでも全然ウェルカムです。

紳士側に関してのドレスコードをキーワードで言うと、『悠然たる、堂々たる、大人の、まわりをリラックスさせる、ゆったりとした、でもエラそうに見えない(笑顔が似合うスタイル)そして抜けが良くてロマンティック』。

しかし、これってドレス・コード?(いや、個人的に、昨年からいろんなパーティーを表現する際に使用している言葉、『マインド・コード』です)その人の存在・雰囲気はいかなる服自体のクオリティ、つまりいかなる生地・縫製・デザインなどを凌駕します。そして人と服(のクオリティ)の関係において、逆もまた真なり。まずは人間力の精進、自戒をせねばならんところです。

女性側関しては、とにかく自由でのびやかなエレガンス、カンファタブルな雰囲気、御自身のキャラクターを一層パワーアップさせる、などなど、決まり無し、楽しみのみ、というイメージで結構です。

ホスト側のキャラを越えてくる、K点越えする、聴いた話だと、ディズニーランドでは、ミッキーよりもキャラが立っていると入場お断りされる、という噂があるそうですが、それでいうと、むしろ力余ってる感じ、あまりの堂々たる佇まいで、途方もなくミッキー越えしてくる感じ、それこそ大歓迎!それでこそ自慢のお友達、むしろ誇らしいです。

とにかく大いにおしゃれを楽しまれ、キャラ立ちの花が咲いたよ、と唄いたくなるくらいだと最高です。足元はデッキ・シューズでもかまいません。なんとなくジーンズはちょっと違うニュアンスかと存じます。足元は無地白のキャンパスの上品系スニーカーなら、かっこ良くハマルかと存じます。

生演奏ではありませんが、ゆったりしたシナトラを流します、モノクロのハリウッド映画の弦楽スコア、スイングジャズ、デキシーランドジャズ、ジョージシアリング、80日間世界一周、のような感じ、昔のハリウッド映画サントラ、華麗なるギャッツビーほか、イタリア・フランス映画のサントラ、にしようと考えてます。



↑これくらい気合入った直球エレガンスでも、華やか・鮮やかな美でも、淡々として静謐な美でも、とことん地味な美でも、白でも黒でも青でも赤でも茶でも、すべてが結構、結構、大いに結構。存在自体にSUPER YES!ですから、御自身のキャラに遠慮することなく、加減せず・微調整せずアクセルを踏み込んでくださいませ。写真は“華麗なるギャッツビー『The Great Gatsby』”のロバート・レッドフォードより

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