2014/07/27

真夏の神楽坂の交差点にて、蒸留された海風を想う

 
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昨年の11月スコットランド、アイラ島早朝散歩にて撮影したもの。ボウモア蒸留所界隈の海岸にて。ここを訪れて以来、アイラ・ウィスキーを愉しむ機会が増え、その影響なのか、この夏の一杯も、ビールよりもすっかりハイボールになってしまいました。以前、夏のカクテル・パーティーとお知らせしていたものの、のびのびになっており、体感的な夏の終わりに、開催しようかと考えております。
 
 


ウエディングだったので、アイラ島滞在(1泊2日)中はすべてタキシードで通しました。早朝の海岸散歩もアイラの山歩き、沢歩きもすべてブラック・タイ着用。さすがに足元はカントリーシューズ。

さて、日本では一年でもっとも暑いといわれる『大暑』であったここ数日でしたが、A.C.M.G(Anti Coolbiz Modern Gentleman Style)的には、冷気を含んだスーツスタイルは(10分間)はカンカン照りの外でも快適である、と確信します。




 今日、自分用に製作したスーツを着用しました。正午前後の外出でしたが、2014年版の涼しさという一点での機能で世界一だ、と認識している日本製の生地のジャケット+トラウザーズを着用していましたが、やはり冷気キープと軽さの点で汗もかきませんでした。

十数年にわたる夏場の訓練の成果とはいえ、ハットとこのスーツの組み合わせで愉快なくらいに快適でした。半袖で、地肌を直射日光と外気にさらしている殿方はぜひ一度、だまされたと思って試していただきたいものです。
 


2014/07/15

夏服を着た男たち






首元に挿したネクタイも凛々しい、A. C. M. G. ( Anti CoolBiz Modern Gentleman ) Styleの季節がいよいよやってきました。

オリジナルのネクタイに関しては第一回目から変わらず、オリジナルのカッティング(太目ながらキレのある大人のアウトライン)で製作中です。変わらず、ソリッド・ドット・小紋・レジメン(英国斜)で準備しています。プロポーションが黄金率なので永遠に変える必要を感じません。

色は、人工的な発色のものは無く、あくまでも自然物にあるオーガニックな発色で底艶(そこつや)があるもの。エクリュ(絹の原毛の色でベージュより白に近い)や、淡いグリーン、ブルー、ラベンダー、ピンクをよく使用します。素材は基本シルク100%で、たまにこれに麻が良い加減で混じります。麻の艶も夏の紳士らしくて素敵ですよ。

ついに七宝のダブルトップのカフリンクスも完成しました。4色です。シャンパン・ゴールド、コーラル・ピンク、ライム・グリーン、ラベンダー・ブルー。エドワードでは、カフリンクスはシャツの色に合わせるというテイストなので、代表的なシャツの色である、淡いブルー、白、淡いピンクをはじめとして色に対して強いコントラストを作らないように、馴染むようにしています。

いずれも、一般に市販されている99%のカフリンクスのように、おもちゃのように光り過ぎるロジウム・メッキではなく、銀無垢(99・99)を使用しトップの枠を薄くエレガントにしてあります。トップは優雅なオーバル(楕円)で、シャツの袖釦に容易に装着できるサイズです。裏にはEdwardの刻印と、メッキ無しの99.99%のサインをSilverと刻印しています。

最近、とうとう春夏用、秋冬用のニットも開発をはじめました。これは大御所ジョン・スメドレーに対する最大限のレスペクトを抱きつつ企画製作しています。あの独特の襟型も最高ですし、ほとんどデザインを変える必要を感じないのですが、着丈と袖丈という縦方向のフィッティングのほんの微差だけをフォーカスして製作しています。色はまずは、当然エクリュ色でいきます。

シャツに関しては、ヨーロッパ縫製、日本縫製ありますが、クール・ビズというより “ 男の夏服 ” でありたいので、ボイル生地を打ち出しています。強撚糸で、平織り、隙間のある生地で東洋の、もはや亜熱帯気候日本の紳士たちのための、少々ノスタルジックな生地です。スカやラテンのミュージシャンたちがしばしばやるように、フラットな毛廻しにして、裾をアウトにするのもプライベートではアリだと思います。


※ Top photo model : Kunieda photographer : Uehara