2013/09/26

神楽坂、街の香り

 
 


昨日、ふと寄った街の純喫茶が今月30日で閉店するとのこと。会計の際、世間話にて(この5年間で、初めてまともにマスターと言葉を交わした、、)やりたくても体がもたない、とのことだった。。

お店の名前は『珈琲美学』、熱いのは飲み物だけではない。店主の魂が滲みわたる。窓の外の街が朝日で霞んでいるような時間に一服すると、なんともいえない至福の境地に達した。会話すら必要としない、完璧に美しい余白の空間。

学生時代を理科大で過ごしたという方にお知らせしたところ、えっ、“美学”が閉店?と口にされた。なるほど、地元では『美学』が愛称だったんだ、、消えゆく街の記憶の隅で、香ばしい香りを残す。。店主の思いが成就した瞬間かもしれない。



2013/09/24

ジャカード織り、

 
 
 
 
この連休の後半、家族で群馬県の桐生(きりゅう)に行ってまいりました。最近では日本各地の地場産業センター巡りというのが、ひとつの旅のテーマになっております。“ Lerning and discovery of wonder Japan ” といったところです。
 
勝手に日本ローカルに眠る、逸品ハンティングに愉しみを見出している今日この頃。桐生は、フランスで19世紀初頭に発明されたジャカード織機がさかんに使用されていたエリアです。
 
とりわけ桐生から輸出用に作られていたミッドセンチュリーのアーカイブがたいへん魅力的でした。とはいっても、やはり地方都市の現実。シャッター街の通りがあちこちに見受けられました。
 
上写真は、直近のEDWARDÉCRUS®のタグです。モネ・ブルーという緑がかった青色をベースに、昨年(半)前に怪我で天国に行ったバロン氏所有ハナミ号が暴れている動画を切り抜いてデザインしています。こちらも、2001年創業から5代目になります。光陰矢の如しです。
 
 


2013/09/17

夏の名残り

 

 
 台風めいたものが通り過ぎ、今朝は外は冷気を湛えております。9月も半ばを過ぎました。私は個人的な話ながら、誕生日が今月の22日、47歳になります。この日は秋分の日の前日なので、暦の上では夏の最終日ということになるかもしれません。

今でこそ、セントジェームズ界隈の~、エジンバラの~とか、なんとかかんとか、北の国の話題を偉そうに語りますが、誕生地は南の果ての鹿児島、分類的には島気質の人間です。日向くさいカンカン照りの午後がそもそも大丈夫なのも、結局はDNAかもしれません。



写真は、2010年8月2日、鳥取砂丘にて。3ピースにて砂丘を横断した時のもの。砂丘の行き止まりは中段の写真のような断崖で、眼下に海が広がっていました。飛行機の時間があったので無理でしたが、当初の予定ではバロン氏と泳ぐ予定でした。

後で、聞いたところでは、海辺は強い離岸流があって、あっという間に沖に運ばれるよ、泳がなくてよかったですね、と言われました。エドワード感覚カレンダーでは、今日、秋宣言。数回揺り戻しは来ましょうが、夏からの使者はそろそろ彼岸入りです。。


 
 
 

2013/09/14

ビスポークのトップハットを贈る





昨日金曜日、先日のドレサージュで健闘したバロン氏をねぎらうべく、ビスポークのトップハット(通称シルクハット)を贈ろうと、西麻布のハットのオートクチュール老舗のHaute Mode Hirata (以下Hと略)へ。H氏ご本人、奥様もおられ、採寸中も楽しい時間を過ごしました。

一般的にシルクハットを呼ばれるものは、ラビットの毛皮をスムースなビーバー加工にして艶出ししているもの。前回バロン氏は大会時は、他社のビスポーク・ハットだったものの、少々固すぎて、フィット感が良いとはいえない状況でした。

実は、こちらのお店のhatは、個人的に今年夏用の私用として購入していました。そして、先月発売されたムック本 “ Order Made Guide Ⅱ(ギャップジャパン) ” の最終ページにてDRESSSIR®小島くんのスタイリングでこの私物を使いました。

エドワードエクリュの変人店主の異常なメディア嫌いも、そろそろ許してもらえなくなってきました。ちょっとづつ、露出していくことになりそうです。ビフォア・アフターの特集だったのですが、編集長が面白がってくださり、2ページの予定が出来上がってみると特集 (特殊) 10ページになっていました(笑)

上写真、Hにて。ロンシャンやアスコットのエンクロージャー席向けの顧客にお作りしていたりする歴史を感じます。下写真、当分熱海に研修に行っている小島君。港町マルセーユにいるスカ好きのルードボーイの雰囲気でスタイリングしました@店の前にて撮影。


2013/09/12

定休日、変更のお知らせ

 
 


今までは(水曜日)・(日曜日)が定休日だったのですが、9月からは(木曜日)・(日曜日)が定休日となっております。定休日は電話は留守番電話となっておりますのでご了承くださいませ。 画像 Emile Claus :夏の夕暮れ

2013/09/11

足元を磨く

 
 


手元の歳月記によると、時期的には今を “ 白露(はくろ) ” と呼ぶらしいですね。草に降りた露が白く光って見えるころ、とあります。まあ、さすがにそこまでは秋ではありませんが。

ようやく残暑が引けていき、本格的に秋が訪れてくるとのこと。 永遠に続くようにすら感じられた息苦しい密室亜熱帯にも終わりがあるのだ、とホッとしつつ小さな悟りの感さえ持ちます。

さて秋冬物の準備をと勢い込む前に、ちょっと一服入れたいところです。

香ばしい秋冬の落ち葉を踏みしめる、、そんな足元のメンテナンスはいかがでしょう。エドワードでは、上の写真のセットをミニマム一式と考えています。

ほったらかさず、甘やかさず。必要最低限はこれだけで十分。右から、1 銀イオンの殺菌・消臭スプレー 2 馬毛ブラシ 3 シュークリーム 4 クリームを塗るブラシ 5 塗ったクリームを全体に広げる布 6 手袋型で毎日磨くための布。

先日某国の参事官との夜の一席にて、日本が世界に誇れる一番は“ 倫理観 ” ではなかろうか、とありました。多くを考える良い機会になりました。

スイスやシンガポールのようなコンパクトでパワフルなクオリティ国家の強さがあって、古都としての静けさと素朴さを両立できれば、と(敢えて楽観的に)思います。さらにローカルとしての贅沢さに徹すれば、独自の魅力づくりができる、と感じます。

2020年東京オリンピック。大金を払って希望という贅沢な買い物をしたのかもしれません。安心して深呼吸できる日本にするために、まな板の鯉となる覚悟で敢えて自らを世界のさらし者にして、各国からの容赦ない外科手術によって“ 新しいKAIZEN ” を果たしたいものです。